ピロリ菌と人間の共生関係
ピロリ菌は胃癌のリスクを高める
ピロリ菌は感染することで胃に悪影響を及ぼすことが知られています。それは胃炎や胃潰瘍などで、さらには胃癌にも発展してしまう恐れがあります。
胃がんで亡くなるという例も少なくはないため、胃がんのリスクを高めるピロリ菌はすぐに除菌するべきだと考えられてきました。
しかし、中にはピロリ菌を除菌すべきではないと考える人もいるのです。
ピロリ菌は悪い菌ではない?
ピロリ菌を除菌するべきではないと考える人の意見として、ピロリ菌は悪い菌ではないという考え方があります。
ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍を起こしますが、それは必ず起きるものではなく、人間がストレスを抱えたときに初めて胃炎や胃潰瘍などの症状につながるというのです。
また、ピロリ菌は必ずしも症状が出るわけではないという意見に加え、ピロリ菌が体内にいる場合には、痩せやすくなるという話もあります。
ピロリ菌は悪いと思われていた菌ですが、人間と共生することは可能なのでしょうか。
除菌はするべき
ピロリ菌は悪いことばかりではないという意見はあるものの、やはりピロリ菌は除菌をするべきだと思います。
ピロリ菌は胃に影響を与え、胃がんのリスクも高めます。しかし、それだけではなく、大腸に影響を与えることもありますし、口内炎などを引き起こすとも考えられています。また、肌荒れの原因になるなど、身体全体に悪影響を及ぼすのです。
それもそのはず、人間の体は食べ物から栄養素を吸収して生活しています。胃は食べ物を消化し吸収しやすくする器官です。その胃が不調に陥れば、身体全体に影響が及ぶことは当たり前です。
これほど大きな影響があるピロリ菌ですので、早めに除菌治療を行うべきです。
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