ピロリ菌の分布

ピロリ菌はどのように分布されているのかというと、日本や韓国、欧米、東南アジアなどさまざまな国で分布しています。ピロリ菌の分布はどのように広がっているのか、日本と欧米のピロリ菌はどのように特性が違うのか、日本の中で胃ガンの発生率が高い県はどこなのか、などを紹介したいと思います。

ピロリ菌の分布はどのように広がっているのか

ピロリ菌は日本や韓国、欧米、北朝鮮、東南アジアなどいろいろなところに分布していますが、ピロリ菌の特性が違います。どこのピロリ菌も胃癌になりやすいわけではなく、特に日本と韓国で感染するピロリ菌に胃癌の発生率が高いと言われています。しかし日本の中でも沖縄については、胃癌の発生率は低く、日本型のピロリ菌をもっている人よりも欧米型のピロリ菌を持っている人が多くいるようです。

日本と欧米のピロリ菌はどのように違うのか

日本のピロリ菌は胃潰瘍や胃ガンを発症させることが多いですが、欧米型のピロリ菌は胃ガンになることは少なく、十二指腸潰瘍を発症することが多いです。潰瘍が出来てから除菌することもできるため、予防のために先に除菌しなければならない日本とは違ってきます。

日本の中で胃ガンの発症率が高い国はどこなのか

胃ガンの原因はピロリ菌とされていることが多いですが、日本の中でも特に胃ガンの発生率が高い県は、山形県、秋田県、青森県です。東北地方に多いようですが、東北地方は塩分摂取率が高い地方と言われています。

ピロリ菌の感染を分布でみるとさまざまな国でピロリ菌は発見されています。しかしピロリ菌の特性が国によって違い、日本や韓国などのピロリ菌は胃ガンを発症することが多く、欧米型のピロリ菌は十二指腸潰瘍を発症しやすいようです。日本の中でも胃ガンになりやすい県は東北地方に多く、一番なりにくいのは沖縄県です。

ピロリ菌の分布