ピロリ菌の除菌後のリスクや注意点

ピロリ菌を除菌することで、除菌後のリスクや注意点などがいろいろと挙げられます。ピロリ菌の除菌後に考えられるリスクや注意点はどのようなものなのか、ピロリ菌を除菌すれば絶対に胃癌にかからないことはないのか、ピロリ菌に感染していなければ胃潰瘍になることなどはないのか、などを紹介したいと思います。

ピロリ菌の除菌後に考えられるリスクや注意点とはどのようなものか

ピロリ菌の除菌後には薬を飲み終わっただけでピロリ菌が完全にいなくなるわけではありません。数カ月後にピロリ菌除菌できているかの検査をして、きちんと成功していると確認するまではピロリ菌がいるかもしれないため、いろいろと注意しながら生活する必要があり、偽陰性の結果が出てしまうような薬は避けて生活する必要があります。また、除菌後にピロリ菌に感染している人との接触は再感染のリスクを高めてしまう事があるため出来るだけ避けた方が良いです。

ピロリ菌を除菌することで絶対に胃癌にかからないのかどうか

ピロリ菌を除菌して成功したとしても、その結果が必ずしもあっているとは限りません。数カ月おきに検査などをしてピロリ菌がいないか結果が出ているのであれば大丈夫ですが、もしかするときちんと除菌が出来ていないような場合もあります。そのような場合には胃癌になるリスクはそのままとなることがあるため、ピロリ菌を除菌したとしても年1回などの定期検査などはきちんと受けた方が良いでしょう。

ピロリ菌に感染していなければ胃潰瘍になる事などはないのか

昔は胃潰瘍はストレスによるものなどと言われていましたが、細菌はピロリ菌が原因でなることが分かっています。ですから、胃潰瘍になるのはピロリ菌に感染していることが原因となる事が多く、何もない人が胃潰瘍になるのはわずかです。

ピロリ菌の除菌後にはさまざまなリスクや注意点などがあり、除菌の成功が確認されるまでは偽陰性の結果が出てしまう薬などは飲まないように医師にきちんと報告した方が良いでしょう。

また、ピロリ菌の除菌が出来たといっても胃癌になるリスクは全く0ではないので、一度でもピロリ菌に感染したことのある人は年に1回の定期検査は受けた方が良いでしょう。

ピロリ菌の除菌後のリスクや注意点