ピロリ菌と大腸癌

ピロリ菌と大腸癌

ピロリ菌と大腸癌

最近増えている大腸がん

日本人の死亡原因で多いとされるがん。その中でも大腸がんが近年増えてきています。大腸がんは食生活が深くかかわっており、近年日本でも食事が欧米化してきているため、大腸がんが増えていると考えられています。

 

大腸がんは早期で発見できれば、治療しやすいものですが、発見が遅れれば全身に転移してしまうため、治療が難しくなり死亡率も高まります。

 

大腸がんの兆候

大腸がんを発症すると、様々な症状が出ます。下痢や便秘を繰り返すなど便に関する症状が多いです。

 

その中で最も注意すべき症状が血便です。大腸がんを患った位置によって症状は変わりますが、大腸がんになると高い確率で血便が出ます。血便が出る場合は大腸から出血をしているため、早めの対処が必要です。

 

また、大腸がんは症状に気づきにくく、下痢や便秘になっても大腸がんと考える人は少ないため、血便が唯一の分かりやすい症状とも言えます。

 

ピロリ菌と兆候が似ている

血便が出ることは、最も分かりやすい大腸がんの症状ではありますが、ピロリ菌の症状とも似ているため、間違えることもあります。

 

ピロリ菌に感染すると胃の調子が悪くなるため、下痢や便秘がおきる場合や、胃に炎症が起き出血することで血便が出る場合があります。

 

しかし、血便は色で違いを判断することができます。大腸がんの場合の血便は黒っぽい色をしているのに対し、ピロリ菌に感染している場合の血便は鮮やかな赤い色をしています。

 

ですが、大腸がんは発見が遅れれば命にかかわりますし、ピロリ菌も胃癌のリスクを高め、胃がんも大腸がん同様、発見が遅れることで治療が難しくなります。

 

血便が出た場合は体内で出血しており、悪い状態だと言えるので、すぐに病院での検査をおすすめします。

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