ピロリ菌と潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎とは
潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜に潰瘍ができてしまい、下痢がよく起きるようになります。また、下痢と同時に出血が起きる場合もあります。
この潰瘍性大腸炎は原因などがはっきりと判明していません。しかし、近年非常に増えている病気であり、特に若い人に発症しやすいことが分かっています。
また、親から遺伝する可能性もあるとされており、家族内での発症もよく見られます。
原因がわからないだけに恐ろしい病気ですが、一つ原因ではないかと考えられているものがあります。
ピロリ菌が原因となっている場合も
詳しい原因などが判明していない潰瘍性大腸炎ですが、一説によるとピロリ菌の感染が原因の一つとも考えられています。
ピロリ菌に感染すると、胃や腸の状態が非常に悪くなります。すると栄養素の吸収が滞ってしまいます。そこで不足してくる栄養素が亜鉛です。亜鉛は胃や腸の壁を整えてくれる栄養素であるため、その亜鉛が吸収できなくなると、さらに胃や腸の状態が悪くなるという悪循環に陥ります。これが原因で潰瘍性大腸炎になるとも考えられるのです。
とにかくピロリ菌検査を
ピロリ菌が潰瘍性大腸炎の原因になっているかは、はっきりとはわかりません。しかし、ピロリ菌の感染が一つの原因である可能性がある以上、潰瘍性大腸炎になった場合にはピロリ菌の検査を行ってみるべきです。
もし、ピロリ菌に感染していれば、除菌治療を行うことで潰瘍性大腸炎も改善されるかもしれませんし、ピロリ菌は身体全体に悪影響を及ぼすため、それらも同時に防止することもできます。
ピロリ菌は対処をしておいて損はないので、早めに検査を受け、感染していれば早めに除菌治療を受けるようにしましょう。
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