ピロリ菌と鳥肌胃炎
ピロリ菌に感染すると胃炎になる
ピロリ菌に感染すると胃に様々な影響が出ますが、最初に出ると考えられるのが胃炎です。
ピロリ菌は胃の中で毒素を発生します。その毒素により胃粘液を剥がされ、そこから胃液が触れることで胃の内部が損傷します。それが胃炎となるのです。
胃炎は気づきにくいものが多いので、知らぬ間に症状が進行していたということも良くあります。
鳥肌胃炎になりやすい
ピロリ菌に感染すると胃炎になりやすいですが、非常に特徴的な胃炎になることがあります。それが鳥肌胃炎と呼ばれるものです。これは、その名のとおり鳥肌のような形になる胃炎で、若い女性に多く見られます。
これは、ピロリ菌と判断することができる材料の一つとなります。
また、この鳥肌胃炎はその他の胃炎と違い、胃がんになりやすいという特徴も持っています。そのため、鳥肌胃がんになっている場合には、早めの対処が必要となります。
鳥肌胃炎は胃カメラでしかわからない
鳥肌胃炎はピロリ菌の判断材料の一つであり、胃がんになりやすいものであるため、早期の発見が望ましいです。しかし、胃炎は胃の内部にできるもの。そのため、鳥肌胃炎であるかの判断は、胃カメラなどでなければ行うことができません。つまり、鳥肌胃炎の診断は病院に行かなければできないということなので、少し面倒に感じる人もいるかもしれません。
しかし、ピロリ菌は鳥肌胃炎の段階で除菌治療を行うことで、胃がんの予防につながるとされています。
鳥肌胃炎は早めに発見しておくことが非常に大切だと言えます。なので、ピロリ菌感染の疑いが出た場合や、胃に違和感が出た場合には、早めに病院へ行き胃カメラでの検査を受けることをおすすめします。
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