ピロリ菌に感染する年齢
ピロリ菌は高齢者に多い
ピロリ菌は日本人の半分が感染しているといわれています。しかし、実際には高齢者の感染率が高くなっています。これは昔の日本では水道設備が発達していなかったことによるものです。
それでは、今の日本ではピロリ菌に感染することはなく、若い人はピロリ菌の心配をする必要はないのでしょうか。
感染に年齢は関係ない
ピロリ菌の感染率は高齢者に多いものの、若い人の感染率がゼロというわけではありません。つまり、ピロリ菌の感染に年齢は関係ないということです。
今現在、ピロリ菌に感染する主な原因の一つに母子感染が挙げられます。ピロリ菌に感染している人から子どもにピロリ菌が移り、さらにその子どもが親になることで、子どもにピロリ菌が感染します。このようにして、現在でもピロリ菌は広がりを見せているのです。
たとえ子どもであっても感染する可能性はあります。また、30代までにピロリ菌の除菌をすれば、胃癌のリスクを大幅に抑えることもできます。
なので、若いうちからピロリ菌の検査をしておくと、後々安心です。
水には注意が必要
また、ピロリ菌に感染しないために気を付けるべきことがあります。それが水です。元々ピロリ菌は水から感染するものです。現在の日本では水道水からピロリ菌に感染することはありません。しかし、山などで湧水が出ているとき、それを飲むことがあります。
きちんと水質検査を受けている場所では安心ですが、山の中で偶然出ている湧水などは水質検査をしている可能性が低く、ピロリ菌に感染してしまう恐れもあります。もちろん誰でも感染する可能性はあります。
特に登山やキャンプを行う人は、むやみに湧水などを飲まずに、きちんと加熱処理された水を使うようにしましょう。
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