井戸水が原因のピロリ菌感染
過去の感染は水が原因
昔、日本ではピロリ菌が流行しました。それは水道が発達していなかったことによるもので、水道水に多くのピロリ菌が含まれており、そこから感染しました。そのため、現在でも高齢者にピロリ菌の感染者が多くなっています。
それでは、今の日本では水からピロリ菌に感染する危険性はないのでしょうか。
井戸水が原因で感染する
現在の日本では水道が整備されているため、水道水からピロリ菌に感染することはありません。
しかし、井戸水などからはピロリ菌に感染する場合があります。処理されていない井戸水にもピロリ菌が潜んでいると考えられています。
今現在、家庭で井戸水を使っているという所も少ないと思いますが、家庭で井戸水を使っている場合には使い方に注意が必要になります。
井戸水に必ずしもピロリ菌が含まれているわけではありませんが、可能性がある以上はきちんとした使い方をするべきです。
井戸水を使う場合は加熱する
それでは井戸水を使う場合には、どのように使えばよいのでしょうか。
まず、ピロリ菌は非常に強い菌ですが弱点があります。それは熱です。加熱することでピロリ菌は死滅してしまいます。ピロリ菌が死滅する温度は75度ほどといわれています。つまり、井戸水も一度沸騰させることで、ピロリ菌を完全に除去した状態で使うことができるようになるということです。こうすればピロリ菌の感染を心配することなく、井戸水を使うことができます。
もし、家庭やキャンプなどで井戸水を使うという場面がある場合には、一度きちんと加熱をして使うようにしましょう。また、ピロリ菌は後世にもつながっていく可能性があるため、ピロリ菌の感染拡大の可能性を遮断していきましょう。
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