ピロリ菌の増殖
増殖することで病気を発症させる
ピロリ菌は胃に潜む細菌で、胃炎や胃潰瘍を引き起こしますが、どのようにして病気を発症させるのでしょうか。
まず、ピロリ菌は胃の中で増殖します。増殖のスピードは比較的ゆっくりで、徐々に増えていきます。ピロリ菌は毒素を出すことで胃の粘液を剥がし、胃に炎症を起こします。ピロリ菌が増えてくると発生する毒素も増えるため、胃に炎症が起きやすくなるのです。
このようにして、ピロリ菌は胃の中で悪事を働きます。
胃の外では増殖できない
胃はなんでも溶かす胃液があり住みにくい環境であるはずなのに、なぜピロリ菌は胃の中で生活をするのでしょうか。それは外敵がいないからです。
周囲は胃液しかなく、ほかの細菌は胃に入ってきても溶かされてしまいます。そのため、ピロリ菌にとっては快適な環境なのです。
しかし、胃で生活できるようになった結果、酸素には弱くなってしまいました。そのため、酸素が多いところでは、ピロリ菌は形を変えてしまい、増殖できない状態になります。
つまり、胃の外ではピロリ菌は増殖できないということです。
ピロリ菌を減らす
胃の中で増殖し悪事を働くピロリ菌。そんなピロリ菌に対抗するには、ピロリ菌の数を減らせばよいのです。
まず有効なのがLG21という成分です。最近ではこの成分を含んだヨーグルトなどが話題になりました。ヨーグルトであれば手軽に摂取できるので、簡単にピロリ菌を減らすことができます。
また、ココアにもピロリ菌を減らす成分が含まれており、1日1杯でピロリ菌の減少に貢献してくれます。
どれも手軽に行える方法です。もちろんこの方法でピロリ菌がまったくいなくなることは考えにくいですが、少しでもピロリ菌の働きを抑えるために取り入れてみてください。
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