湧き水とピロリ菌
湧き水にピロリ菌は潜んでいるのか
ピロリ菌は水に潜んでいることが多く、水道水が発達していなかったころの日本では、多くの人がピロリ菌に感染しました。
ピロリ菌は消毒などが施されていない水に潜み、それを飲むことで人は感染します。
では、山から出ている湧水や天然水はもちろん消毒などは行われていませんが、そのような水にはピロリ菌が潜んでいるのでしょうか。
湧き水には自然の細菌が含まれる
湧き水は一切手を加えられていないため、ピロリ菌が潜んでいる可能性はあります。しかし、それは湧き水が出ている周辺の環境にもよるため、すべての湧き水が危険というわけではありません。
また、たとえ湧き水にピロリ菌が潜んでいない場合でも、そのほかの自然の細菌は多く含まれています。周辺の土にも細菌はいますし、山には動物や虫もいるため、それらに由来した細菌もいるでしょう。
湧き水はきれいなものというイメージが強いですが、実は様々な細菌が多く潜んでいるのです。
繊細な人は注意が必要
湧き水には様々な細菌が潜んではいますが、すべての人にとって有害なわけではありません。湧き水をそのまま飲んだとしても、全く影響がなく美味しく飲めてしまう人もいます。しかし、腸が弱い人や細菌に影響をされやすい人が湧き水を飲むと、お腹を壊してしまうこともあります。また、ピロリ菌が含まれている場合は、どんな人でも感染する可能性が高いです。
そのため、山などの湧き水は処理をして使うことをおすすめします。その処理方法は加熱です。加熱をすればある程度の細菌を死滅させることができます。また、ピロリ菌は熱に非常に弱いため、加熱することでピロリ菌も防ぐことができます。
湧き水を使う際には、念のため加熱をしてから使うようにしましょう。
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