口移しによるピロリ菌感染
赤ちゃんへの口移しは危険
現在のピロリ菌の感染経路で多いものに、食べ物の口移しがあります。赤ちゃんに対して行うことが多くある口移し。しかし、親がピロリ菌に感染している場合、口移しをすることで赤ちゃんにもピロリ菌が感染するのです。
ピロリ菌に感染するタイミングは乳幼児の時期が多いとされていますが、その理由がこの口移しです。
免疫力が低いため感染しやすい
人間がピロリ菌に感染するタイミングは乳幼児の時期が多いですが、これは赤ちゃんに口移しをすることが多いからだけではありません。
赤ちゃんは生まれたばかりで免疫力が低いため、ピロリ菌が体内に入ると簡単に定着してしまうのです。口移しが多い乳幼児の時期と免疫力が低い時期が重なっているため、乳幼児の時期がピロリ菌に感染しやすい時期でもあるのです。
これを防ぐためには、口移しで食べ物を与えないようにしたり、食器を使い分けたりして、ピロリ菌が体内に入ることを徹底的になくしていくことが大切です。
大人になると感染しにくくなる
免疫力が低い赤ちゃんはピロリ菌に感染しやすいですが、大人になるとピロリ菌には感染しないのでしょうか。
実は大人になると免疫力が高まるためピロリ菌には感染しにくくなります。口からピロリ菌が入った場合でも、一時的に胃に炎症が起きることはあっても、その後体内にピロリ菌が定着することはあまりありません。
しかし、免疫力などには個人差があります。そのため、すべての人がピロリ菌に感染しないというわけではありません。油断をしていると感染してしまう恐れもあるのです。
そのため、やはりピロリ菌ができるだけ体内に入らないように心がけることが大切なのではないかと思います。
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