ピロリ菌の体への影響
ピロリ菌の影響は主に胃に表れる
ピロリ菌は腹痛などのイメージを持っている人が多いと思います。ピロリ菌は胃に潜伏している菌なので、胃に影響を与えます。そのため、腹痛などの症状を引き起こします。
また、ピロリ菌が原因で胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃癌などにもなりやすくなります。
このように、ピロリ菌の影響は主に胃の周辺に出ることが多くあります。
皮膚に蕁麻疹が出る場合も
しかし、ピロリ菌の影響は胃に対するものだけではありません。なんと蕁麻疹としても現れるのです。
ピロリ菌は体に痒みを感じさせる毒素を排出します。この毒素が血液などに乗って全身に回り、体の至るところが痒みに襲われるのです。胃の痛みと同時に蕁麻疹が出た場合には、ピロリ菌を疑った方が良いでしょう。
また、ピロリ菌の除菌治療の際にも蕁麻疹がでることがありますが、これは薬疹と呼ばれるもので、強い副作用の前兆とも言われているので、病院で診断してもらうようにしましょう。
妊娠の場合は注意
ピロリ菌は感染するものです。多くは井戸水などを飲むことで感染しますが、現代は井戸水を使うことはあまりありません。
しかし、昔井戸水を使っていた時代の人から母子感染などで感染していき、今に至ることもあります。そのため、若い人でも感染している可能性はあり、若い女性が妊娠することでさらに赤ちゃんへとピロリ菌を感染させてしまうこともあります。
このように、妊娠した場合にはピロリ菌が感染する危険性が高まります。妊娠の準備に入る際には、一度ピロリ菌の検査を受けておき、感染している場合には妊娠前に治療をしておきましょう。
早めの治療を行うことで、ピロリ菌の拡大を抑えることにもつながるのです。
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