ピロリ菌と舌苔
口臭の原因となる舌苔
人と接する際に気になるものの一つに口臭があります。臭いが強いものを食べた後など非常に気になってしまうものです。しかし、そんな口臭の原因は食べたものの臭いばかりではありません。
口臭の原因の一つとなっているものに舌苔があります。これは、舌の上に白っぽく乗っているもので、食べたもののカスなどが舌の上に残り、口内の菌によって腐敗した状態になるものです。
舌苔が口内にあることで口臭の原因となってしまうのです。
ピロリ菌の除菌で口臭がなくなる
この舌苔は口内のケアをしなければなくなりませんが、それ以外でなくなる場合があります。それがピロリ菌の除菌治療中です。
ピロリ菌の除菌には抗菌剤が使われます。この抗菌剤によってピロリ菌を消していくのですが、ピロリ菌以外にも抗菌剤が有効な菌があります。それにより口内の菌が減り、食べたもののカスを腐敗させなくなることで、舌苔による口臭がなくなるのです。
除菌後に口臭が戻った場合
ピロリ菌の除菌中に、舌苔による口臭がなくなることがありますが、それは一時的なものがほとんどです。ピロリ菌の除菌によって口内の菌が減少したとしても、除菌が終了することで再び増えだすのです。そのため、除菌治療が終わって口臭が戻ってきた場合には、舌苔が原因なので口内のケアをきちんとするようにしましょう。
また、口臭はピロリ菌が原因でも起きる場合があります。ピロリ菌は様々なものを分解してアンモニアを発生するため、口臭も影響を受けるのです。ピロリ菌が原因の口臭の場合は、ピロリ菌の除菌治療が終了しても口臭が戻ってくることはありません。
同じ口臭でも様々な原因があるので、それぞれに合った対処をしましょう。
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