ピロリ菌は胃がんの原因?
胃がんになる原因は、様々な要因が重なって引き起こされる問題で、ピロリ菌に感染しているからと言って胃がんになるわけではありません。
ピロリ菌は、一度感染すると除菌しない限り生涯胃の中に住み続けます。
健康な胃には何ら問題を起こさずに、感染していることさえ知らずにいる人も多くいるでしょう。
ピロリ菌は、胃の粘膜を傷付けて胃の痛みや膨満感、消化不良、胸焼けなどの症状が起こし、慢性胃炎や胃潰瘍へと悪化していきます。
「ピロリ菌」は胃がんのリスクになる
胃がんは早期発見で完治する病気ですが、腫瘍と聞けばやはり怖いものです。
ピロリ菌が胃がんの原因になると決めつけることは危険です。
ピロリ菌を除菌すれば胃がんにならないと誤解する人も居るからです。
決してそうではありません。
胃がんになった人を検査するとピロリ菌感染者が大変多くいるのであって、ピロリ菌感染者が必ず胃がんになる訳ではありません。
ピロリ菌は胃の粘膜に住み続けて、胃炎を引き起こし、胃の委縮、慢性胃炎や胃潰瘍へと進行していきます。
ピロリ菌の除菌によって、胃炎や胃潰瘍は改善しても胃の委縮は治りません。
胃がんの原因となりうる、慢性胃炎や胃潰瘍など上部消化器の不調を取り除くために、ピロリ菌の除菌が必要になるのです。
「胃がん」の自覚症状は?
こういう症状が出たら「胃がん」だという特徴的症状はありません。
胃の弱い人は、胃が痛い、不快な感じがする、吐き気、胸焼け、食欲不振、胃酸過多などの症状を経験しているでしょう。
これらは、胃炎や胃潰瘍でも見られる症状です。
こその段階で病院に行き診察して内視鏡検査してみたら、早期の胃がんを発見することも有るのです。
そのまま、市販薬などでやり過ごしていると、症状は進行して胃の痛みが強くなったり、タール状の黒い血便が出たりしてきます。
また、体重の減少や倦怠感を感じるようになったら、胃がんは進行しているでしょう。
慢性胃炎でも胃潰瘍でも胃の不調を感じたら、病院で診察してもらい検査することで、胃がんの早期発見に繋がり、胃の不調の根本的な引き金になっているピロリ菌感染も検査することが出来ます。
心配事は小さな時から解消するに限ります。
慢性胃炎、胃潰瘍、胃がんへのリスクを高めるピロリ菌がいない健康な胃を目指しましょう。
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