ピロリ菌による胃炎と自覚症状
ピロリ菌がいることで胃炎になったりすることがありますが自覚症状がない人も中にはいます。ピロリ菌がいるというだけで必ず胃炎になるのか、自覚症状が出ない人もいるのか、慢性胃炎の原因はピロリ菌といってもよいものなのか、などを紹介したいと思います。
ピロリ菌はいるだけで胃炎になったりするものなのか
ピロリ菌はいるだけですと、とくに何も症状がでることはありません。ピロリ菌が原因で胃炎などの症状を発症することはありますが、すべての人とは限らずだいたい30%くらいと言われています。
発症する病気としては、胃炎、胃潰瘍、胃癌、十二指腸潰瘍などです。これらの病気があるとピロリ菌の検査が保険で行えます。
ピロリ菌がいても自覚症状が出ない人はいるのか
ピロリ菌がいるだけでは自覚症状が出ない人のほうが多いといわれています。発症しなければとくに症状があらわれないからです。しかしピロリ菌は除菌しなければ一生胃に住み続けると言われ、いつ胃癌などを発症するか分からないため、40代以降になったら胃癌の検査などはしておいた方が良いでしょう。
慢性胃炎の原因はピロリ菌にあるといい切ってもよいのか
昔は慢性胃炎や胃潰瘍になるのは、老化現象だったり、ストレスが原因と言われていたこともありましたが、今はピロリ菌が原因と解明されているため、ピロリ菌除菌を行えばよくなるものとされています。もちろん除菌したからといってすぐに症状がなくなるわけではない人もいますが、徐々によくなっていくでしょう。
ピロリ菌がいるというだけでは全ての人が胃炎になったりするわけではありません。ほとんどの人が自覚症状が出ない人でわからず過ごしている人もたくさんいます。ピロリ菌が何らかの病気を発症させることで、ピロリ菌が発見されることがあります。健康診断や人間ドックなどで発見されることもあり、40代以降は半数以上がいると言われているため、40代をすぎたらできるだけ胃癌の検査などを受けた方が良いでしょう。
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