ピロリ菌の除菌の副作用について
「ピロリ菌」の除菌治療に処方される薬は比較的安全な薬ですが、抗生物質を1週間連続して飲まなければならないので、副作用も現れやすいと言われます。
症状は軽度のものや一過性の症状が多く、除菌中から除菌後には消滅することがほとんどです。
直ちに服薬を中止する副作用
ピロリ菌の除菌治療に使用する3種類の薬の内、2種類は抗生物質です。
副作用が起こりやすいと言われていますが、その程度は人それぞれです。
一番多い副作用の症状は、下痢や軟便ですが、重い症状が現れる人もいます。
発熱、腹痛を伴う下痢、血便または下痢に血が混じる、嘔吐、あるいは薬疹や蕁麻疹、痒みなどのアレルギー症状が現れたら、除菌治療の服薬を中止して、医者や薬剤師に連絡しましょう。
アレルギー症状の場合は、重篤な病状になる可能性もありますから、注意が必要です。
過去に薬物アレルギーや薬によって副作用をお越したことのある人は、除菌治療に入る前に医者に相談して、除菌薬は大丈夫か判断してもらうと良いでしょう。
軽い副作用の場合は飲み続ける
除菌薬によって、軽い下痢や軟便になる人もいます。
また、食べ物の味がおかしいと感じる味覚の異常や舌炎になる事もあります。
軽い症状の場合は、ほぼ2.3日で改善に向かいます。
自己判断で服薬を止めてしまったり、減らしたりせずに最後まで服薬してください。
しかし、途中で症状がひどくなったり、我慢できない状況の時は、医者や薬剤師に連絡して相談しましょう。
「下痢、軟便」の場合は整腸剤を併用する場合もありますが、ひどくなった場合は迷わず相談しましょう。
除菌治療中に生理がひどくなった、生理が来ない、出血が多いなど生理が不順になると言う人がいますが、除菌の薬は生理に異常を起こすような関連性はありません。
その他に、気になる症状を感じた時には、自分で判断せずに医者や薬剤師に相談して出来る限り服薬を終えましょう。
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