高齢者のピロリ菌の除菌

高齢者のピロリ菌の除菌について

高齢者になっていくにつれ体は衰えていきます。
ピロリ菌の除菌も高齢者の体には負担はないのでしょうか？

ピロリ菌の除菌は子供の頃からやっておくほど、除菌効果は高いことと胃がんの発症リスクが激減されることは承知しています。

しかし、高齢者の場合は医師の判断で大きく左右されます。
「70歳以上のピロリ菌の除菌はしない。」という医師もいれば、高齢者のピロリ菌の除菌は必要という考える医師もいるのです。

ピロリ菌の感染率が高いのは高齢者です。

ピロリ菌除菌のリスクを考えて慎重に判断しないといけない理由があるのです。

高齢者の体は若い世代よりは体力、免疫力ともに低下します。
ピロリ菌の除菌には一週間という短期間間で行うために、通常のペニシリン系の抗生物質の薬を飲むことになります。

アレルギーのページに書きましたが、ペニシリン系の抗生物質が体に合わない人もいます。
アレルギー反応起こすリスク。

腎臓や肝臓の疾患がある人だと、疾患の治療薬と除菌の薬を一緒に飲むと、疾患がさらに悪化するというリスクがあります。
腎臓移植した後の除菌も同じリスクが生じます。
そのリスクを回避するために、医師は慎重に判断をせざる得なくなります。

高齢者のピロリ菌の感染の場合は、胃がかなり傷んでいるため、除菌をしても胃がんのリスクは高いままだと言われています。
胃がん検診や胃カメラでの定期検診を受けることで対策しないとけないのです。

ピロリ菌の除菌で使う抗生物質はキツイ薬です。

腎臓、肝臓の疾患がある人はよく医師に相談を忘れずに行ってください。

高齢者だけではなく、40歳?50歳の皆さんも同じです。