ピロリ菌の除菌と妊娠への影響
ピロリ菌の除菌は薬を使用する
ピロリ菌は感染していることが発覚した場合や胃への症状が出た場合、除菌治療という治療を行うことが勧められています。この治療では、薬を服用することで胃に潜んでいるピロリ菌を除菌していき、症状を抑えるのです。
しかし、除菌治療は薬を使用するということは、妊娠中に除菌治療を行うことで、影響が出てしまうことがあるのでしょうか。
妊娠中は除菌をしないほうが良い
結論から言うと、妊娠中には除菌治療を行わないほうが良いです。妊娠中に薬を服用すると、赤ちゃんに薬の成分が届いてしまうことがあり、悪影響を及ぼしてしまいます。ピロリ菌の除菌治療で使う薬も同様です。
また病院によっては、絶対に除菌治療を禁止される場合と、できれば行わない方が良いと言われる場合があります。そのため、必ずしも悪影響が出るわけではありませんが、除菌治療を控えておくに越したことはないと言えます。
妊娠中の対策
しかし、妊娠中であってもピロリ菌の影響で、胃に炎症が起きるなどの影響が出る場合もあります。そのような時には除菌治療を行うのではなく、普段の食事を工夫してみましょう。
LG21という成分が含まれるヨーグルトはピロリ菌の働きを抑えてくれますし、もずくやワカメなどの海藻にもピロリ菌の働きを抑えてくれる成分が含まれています。これらを食事に取り入れることで、除菌治療を行わなくても症状を軽減することができます。あとは、出産後にピロリ菌の除菌治療を受けましょう。
このように対処方法はありますが、ピロリ菌は赤ちゃんにも感染する恐れがあります。なので、まず妊娠前にピロリ菌の検査を行い、もし感染している場合は妊娠前に治療を行っておくことが、赤ちゃんにとっても大切なことです。
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