ピロリ菌の除菌と食欲への影響
ピロリ菌が体内にいると食欲不振になる
ピロリ菌は胃に潜伏し、胃に様々な影響を与えます。胃潰瘍や胃癌のリスクを高めると言われていますが、そのほかにも様々な症状がでます。その一つが食欲不振です。これはピロリ菌による胃炎の症状の一つとも言われています。
ピロリ菌を放置しておけば痩せることができるという情報もありますが、それはこの食欲不振によるもの。その食欲不振は胃炎が原因で起きているものなので、やはりピロリ菌を放置しておくのは危険だと言えます。
除菌中も食欲不振に
さらにピロリ菌を除菌する際にも食欲不振になります。
ピロリ菌の除菌は、抗菌剤や胃液を抑える薬を服用することで行われます。この薬の中に食欲不振になる薬があるのです。
しかし、除菌中は薬を服用しなければならないため、何も食べないわけにはいきません。食欲不振になった場合でも、少しでも食べて胃が薬から受ける影響を最小限にとどめるようにしましょう。
除菌が終わると食欲が戻る
除菌中に食欲不振になるものの、除菌が終われば食欲は戻ります。それどころか、人によっては激しい空腹感に襲われることもあります。
除菌中は薬の効果で食欲不振になっているため、通常とは違う状態になります。そして薬の服用が終了することで、通常の食欲に戻りますが、今まで食欲がなかった分、余計に食欲が湧いてしまうのです。また、除菌の薬には胃液の分泌を抑える薬がありますが、胃液の分泌が通常通りに戻ることによっても、空腹を感じる原因になります。
食欲が戻ることは良いことですが、空腹感に任せて食べてしまうと太る原因になってしまいます。食欲が通常通りに戻るまでは、あまり食べすぎないように注意が必要です。
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