ピロリ菌の検査と胃薬について
ピロリ菌の検査と除菌を行った人の胃がんにかかるリスクは少ないため、厚生労働省は保険適用の範囲内を広げて、検査を受けやすくしました。
しかし、受ける側に「胃カメラ検査をして、慢性胃炎と診断された人のみ」というまだ高いハードルではないかなと感じています。
ピロリ菌検査方法の幅か広くなりつつあらため、時代に合わせて保険適用の範囲も広がっていくことを願うばかりです。
ピロリ菌検査の時にとある胃薬を飲むと良いと聞いたが
胃薬を毎日飲んでいて、胃カメラとピロリ菌検査でピロリ菌があると診断された時に、医師かは今飲んでいる胃薬を一時的にストップするように言われるケースがあるようです。
調べて見ると一緒に除菌の薬とPPIと飲むことを推奨していたり、控えるようにと書いてあったりと医師の判断によりけりみたいです。
PPIという胃薬に要注意
PPI=プロトンポンプインヒビター。
胃潰瘍は8週。十二指腸潰瘍は6週。逆流性食道炎は通常4週?8週。ピロリ菌除菌補助77日か。服用が可能という薬です。
主に逆流性食道炎の治療に使う薬です。
病院で採用されているPPI
- タケプロンOD
- オメプラール
- パリエット
- ネキシウム
- タケプロン
主な働き
- 胃酸に強く腸まで届く
- 腸で吸収される
- 過剰の胃酸の分泌を抑える
副作用
アルコール、暴飲暴食した胃には効果が弱くなることがある
ピロリ菌の検査の尿素呼気試験法と迅速ウレアーゼ試験法では、検査結果で陰性と出てしまうことを防ぐため、陽性反応がでているのに、陰性反応と出るリスクをあるからという理由があるんですね。
学会で決まっているらしい
日本ヘリコバクター学会のガイドラインでは、ピロリ菌の検査後の除菌治療の際も上記の「ピロリ菌の検査の尿素呼気試験法と迅速ウレアーゼ試験法では、検査結果で陰性と出てしまうことを防ぐ」ために、除菌後、2週間の服用中止が求められています。
除菌判定は、除菌治療後3カ月以降に行うと望ましいという報告に沿っているようです。
その間に胃薬を飲んでしまうと、3割?4割の確率で陰性と出てしまうからということです。
結論を言うと、ピロリ菌の検査と治療の間だけはPPIの胃薬は飲まない方が望ましいでしょう。
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