ピロリ菌の染色方法

ピロリ菌の染色方法

ピロリ菌の染色方法

ピロリ菌の検査は様々ある

ピロリ菌の有無を判断する検査は、様々な種類があります。

 

呼気を採取し、それに含まれる二酸化炭素の量でピロリ菌の有無を判断する方法。血液を採取し、血液中の抗体の濃度を調べて判断する方法。このように様々な検査はありますが、その中でも内視鏡を使った検査が主流です。

 

では、内視鏡を使った検査では、どのようなことを行うのでしょうか。

 

染色をして見つけ出す

内視鏡を使った検査では、まず内視鏡を胃まで到達させます。そして、そこで胃の組織を採取します。

 

そこから、採取した組織をピロリ菌が繁殖しやすい環境に置いて培養し、ギムザなどの染色液を使って染色をします。こうするとピロリ菌に色が付き、ピロリ菌の有無を判断できるのです。

 

しかし、染色はすぐにできるわけではありません。様々な薬液に漬けてから染色をする必要がありますし、染色液にも4時間以上は漬けておかなければなりません。

 

すぐに結果を出すことができる方法というわけではないのです。

 

確実に見つけるなら内視鏡を

呼気や血液を使った検査は手軽に行えますが、ピロリ菌があるかを直接確認することができません。そのため、結果が陰性でも、実はピロリ菌を保有していたということもあり得ます。

 

それに対し内視鏡は抵抗があるという人も多くいると思います。しかし、胃の組織に付着したピロリ菌の有無を直接確認することができるため、検査の精度は非常に高いです。また、内視鏡は組織を採取すると同時に、胃の状態も確認することができます。ピロリ菌の影響を受けている場合、胃にも炎症が表れる場合が多いので、こういった点でも判断することができ、さらに精度が増します。

 

内視鏡の検査は、多少苦痛を伴う場合もありますが、様々な種類がある検査の中で、最も精度が高いと言えます。

 

ピロリ菌を確実に見つけたいという場合には、内視鏡検査をおすすめします。

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