ピロリ菌を病院で検査について
「ピロリ菌」感染が、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの発症に関係することが知られるようになってから、ピロリ菌への関心も高くなっています。
ピロリ菌は感染しているだけでは、はっきりとした自覚症状はありません。
胃がんや胃の病気になる前に予防の観点から、ピロリ菌の検査をすすめています。
病院での「ピロリ菌」検査方法
病院によっては、内科の中にピロリ菌専門の外来を設けているところもあります。
それほど、関心が高いと言えます。
まずは、ピロリ菌への感染が認められるかの検査が必要です。
病院での検査は、胃カメラ検査で細胞採取する方法が主体であると考えていましたが、現在は他の方法も多く取り入れられています。
@胃カメラ(内視鏡)による検査・・・胃の細胞を2ヶ所以上採取して、培養法、ウレアーゼ法、組織鏡検法の3種類の方法があり、どの方法でも結果は後日になります。
A尿素呼気検査・・・普通の呼気と検査薬を服用後の呼気に含まれる二酸化炭素の分析で感染の有無が分かります。
その日の内に結果が分かり、患者の負担が少なく、検査精度も高いと評価されています。
B抗体検査(血液、尿)・・・ピロリ菌感染している場合は血液や尿から抗体が検出されるため、採取することで有無が分かりますが、院外の検査機関に送る為に結果が出るまでに時間を要します。
C便中抗原検査・・・あらかじめ病院から受け取った検便キットによって採取して、検便は検査機関に送られます。
結果が出るまでに時間を要します。
病院検査のメリット
病院での検査には、時間の制約があって仕事を休まなければならない、検査費用以外の費用も掛かり高くなるなどのデメリットがありますが、メリットにはどのような事があるのでしょう。
まずは、医療機関なので安心感があり、検査結果が信頼できることでしょう。
そして、もしもピロリ菌感染が分かった場合は、引き続き除菌治療を受けることが出来るので病院を探す必要がありません。
検査方法の説明を確認しながら希望する検査が出来るようになりました。
何よりも、検査から治療へと一貫して任せる事への安心が有ります。
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