ピロリ菌と偽陰性について
ピロリ菌の検査が出来ない場合
ピロリ菌は様々な胃の病気を引き起こす危険性があるため、胃に違和感がある場合などには検査を受けて、ピロリ菌の有無をはっきりとさせておくべきです。
しかし、検査はするべきとはいえ、いつでも検査をすることができるわけではなく、検査をすることが出来ない場合もあります。
では、どのような時にピロリ菌の検査をすることができないのでしょうか。
偽陰性の危険性がある
ピロリ菌の検査が出来ない場合で最も多いものが、PPIという薬を服用している場合です。
このPPIはプロトポンプ阻害薬と呼ばれ、胃酸の分泌を抑えることができます。そのため、胃酸が過剰に分泌することによる、胃の荒れやむかつきを抑えることができます。
では、なぜこのPPIを服用しているとピロリ菌の検査が出来ないのかというと、PPIを服用していると、たとえピロリ菌を保有していたとしても、ピロリ菌は無いと診断されてしまうからです。これを偽陰性といい、検査を受けるうえで非常に危険なものです。
検査を受ける場合には注意
日常的にPPIを服用している人がピロリ菌の検査を受ける場合、PPIの服用を中止してから2週間以上の期間を空けなければ、正確な検査結果を出すことができません。
これは健康診断や人間ドックの場合も同様なので、健康診断や人間ドックでピロリ菌の検査も同時にしてもらおうと考えている場合は、あらかじめPPIの服用を中止しなければなりません。
もしPPIの服用を中止することが難しい場合には、血液検査を受けることで、偽陰性を回避することも可能ですが、やはり検査結果に全く影響が出ないとも言い切れません。
しっかりとした結果を求めるのであれば、前もってきちんと準備をしたうえで検査を受けることが大切です。
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