ピロリ菌とバリウム
胃の異変を知ることができるバリウム
健康診断などでよく行われますが、胃の病気を検査する方法にバリウム検査があります。バリウム検査とは、バリウムを飲んで胃の壁に付着させた状態で、レントゲンを撮影します。レントゲンはエックス線を通さないため、レントゲンには白く写りますが、もし胃に穴があいている場合には、その部分にはバリウム付着しないため、レントゲンで確認ができます。
バリウム検査でピロリ菌は見つからない
バリウム検査は大きな胃の異変は確認することができますが、小さな異変は確認しにくいというデメリットがあります。
そして、このバリウム検査ではピロリ菌の有無も確認することができません。ピロリ菌は非常に小さいもので、バリウム検査で写ることはありませんし、ピロリ菌が原因による胃の異変も表面的なものなので、バリウム検査では写りません。
つまり、ピロリ菌を見つけるためには、ピロリ菌検査を受けなければいけないということです。
ピロリ菌を発見するなら
ピロリ菌は放置しておくと、胃潰瘍や胃がんなどのリスクを格段にあげてしまうものです。このように胃に深く関係しているピロリ菌ですが、胃の検査をするバリウムであっても見つけることができません。
ピロリ菌は早期に発見し対処することで、他の病気を引き起こす危険性をかなり減らすことができます。そのためには、ピロリ菌の有無を確認する検査をする必要があります。
ピロリ菌の有無を確認する検査には、血液検査や胃カメラなど様々なものがあり、検査を受ける人に合わせて方法を選ぶことができます。また、それほど時間がかかるものでもありません。
なので、ピロリ菌の検査を定期的に行うことで、ピロリ菌に身体を蝕まれる危険を減らすことができます。
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